
・ベンガル猫は本当に飼いにくいの?
・ベンガル猫との暮らしは大変?
・ベンガル猫ってどんな性格?

などなど、ベンガル猫について疑問や不安がある方に向けて、ベンガル猫2匹と4年間一緒に暮らしている私から本音、生の声をお伝えします。



個人的主観になりますが他の猫さんより「飼いにくい」と思った事はないんですよ。
確かに活発で手がかかることはありますが、その分愛おしさも格別で、美しい毛並みと賢さに毎日驚かされ、遊び好きな性格のおかげで家に帰るのが楽しみになりました。
あなたの不安が解消されて、ベンガル猫との楽しい生活が始められるよう実体験をお伝えいたしまーす!
なぜベンガル猫は飼いにくいと言われるの?


ベンガル猫は、その美しい見た目や珍しい性格から非常に人気がありますが、「飼いにくい」と感じてしまう飼い主さんもいらっしゃるようですね。



飼いにくいニャンて…



ベンガル猫がなぜ飼いにくいと感じられるのか…その理由を探していきましょう。
声を拾ってみると、よく言われているのが下の3点。
- 高い運動量と活動的な性格で大変
- 高い知能と好奇心が旺盛
- 鳴き声が大きく主張が強い
では、これらの特徴を詳しくみて行きましょう。
高い運動量と活動的な性格





ボクはレオン、2021年生まれのブラウンスポテッドタビーニャす。



ワタシはアリシア、2022年生まれのスモーキースポテッドタビーニャ。
ベンガル猫は非常に高い運動量を持つ猫種で、一般的な猫よりも活発なんです。
ジャンプ力もかなりありますね。
この活動性の高さは、飼い主にとっては負担に感じる場合もあるでしょう。
特にアパートやマンションなどの狭い空間では、ベンガル猫の運動性に対応する環境を作るのが難しい場合もあるかも。



でも、できる限りで良いのでキャットタワーや遊べるスペースを用意してあげられたらそれで大丈夫だと思います。
放置ではなく、飼い主が積極的に遊び相手をしてあげてしっかり遊ばせる工夫も必要だと思います。
遊ばせる工夫と言っても、ワンちゃんのように一緒に走るとかではなくて、おもちゃを使って遊んであげるだけで十分。
猫専用おもちゃなどは反応良くたくさん遊んでくれるので、毎日楽しいですよ。
高い知能と好奇心旺盛


ベンガル猫の高い知能と好奇心は格別かもしれません。
「お手」や「待て」など教えると覚えるのが早いという利点がある一方で、自分の意志が強く飼い主の意図に反する行動を取ることもまれにあります。
好奇心も旺盛で、家中のあらゆるものに興味を示します。
棚の上の物をわざと落としたり、引き出しを開けたり、お風呂の栓を取ってしまったり。



頭が良く、飼い主の行動を見ていて覚えてしまうようです。



でも、名前を呼ばれるとちゃんとお返事するニャ
でも、それはベンガル猫だけの特有の行動ではなく、様々なペットと暮らしていれば「あるある」な行動ではないでしょうか。
一緒に暮らす準備として、いたずらをされては困るような物にちゃんと対策をすれば、早々困るようなことはないですよ。



遊ぶのが大好きニャ
鳴き声が大きく主張が強い


ベンガル猫は他の猫種に比べて鳴き声が大きいかなと思います。



なぜなら、実家では雑種の猫を何匹も飼っていたのですが、その時の声音量と比べると「大きい鳴き声だな…」と感じるからです。



例えばレオン(♂)の場合、鳴き声の大きさは、私が2階のベランダにいても1階の玄関で鳴いている声が聞こえるくらいですね。



飼い主さんを呼んでるんニャすよぉ
ご飯の時間が近くなり、お腹が空いていたりすると「ごはーん!ごはーん!」と鳴きます。
トイレに入ったりお風呂に入っても、ドアの外から「にゃー!」と呼び続けたりすることもしばしば。



でも、女の子の方のアリシアは全然大声で鳴いたりしないんですよ…。



私は大人しいニャ
ベンガル猫の声量が大きいのは確かだと思いますが、固体や性格によって違いはあると思います。
子猫のうちは鳴き声も一般的な音量なので、たくさん大きな声で鳴くか鳴かないか性格などは大きくなってみないとわからないのではないでしょうか。
ペットの鳴き声にうるさいお隣さんがいたり、ペット禁止の部屋で買うなどは難しいかもしれませんね。


ベンガル猫の性格や行動の特徴


ベンガル猫はその美しい毛並みだけでなく、個性的な性格も特徴的です。



次に、ベンガル猫が持つ性格や行動の特性を詳しく見ていきましょう。
知的で好奇心旺盛な性格


ベンガル猫は非常に知的で好奇心が強いです。
新しいものにはすぐに興味を示し、部屋中を探検したり隠されたおもちゃや餌を見つけ出すのが得意。



我が家はハーネスを着けて外にお散歩に行くのですが、外でも怖がりもせず、好奇心旺盛に匂いを嗅ぎまわり泥んこになって遊ぶんです。



公園大好きニャ
新しいおもちゃを買ってきても、遊び方をすぐに理解して大いに楽しんでくれます。
ボールを投げて「取ってきて」と何度か練習すると、すぐにできるようになりました。
ご飯の時の「待て」と「お手」も難なくやってくれますよ。
トイレもすぐに覚えてくれて、爪とぎなども専用の場所でしかやらないよう教えると、他の場所をひっかいたり壁を傷つけたりはしません。
水遊びが好き
一般的に水を嫌がるのが猫さんなのですが、ベンガル猫は水遊びが好きな子が多いようです。





公園の池や川なども自分から入って遊ぶんですよ。
シャワーをかけたり、お風呂の湯船も嫌がらず入ってくれるので、お世話には手間がかかりません。



が、我が家の場合、水飲みの入れ物やトイレなども手を入れて遊んでしまうので、そこは対策が必要になるかもしれません。
水飲みも、遊んでひっくり返されないようなものを選んであげると良いと思います。
飼い主への愛情が深いが独立心も強い


ベンガル猫は飼い主への愛情が深い一方で、独立心も強いのが特徴です。
なのでベタベタとひたすら甘えてくる一方で、干渉されず自由を好む一面もあります。



2匹ともずっとそばにくっついているくせに、ひざに乗ってきたり、だっこを嫌がったり、一緒の布団には絶対に入ってこないんです。
飼い主の姿が見えなくなると「ニャーニャー!」と鳴いて部屋のドアを叩いたり、玄関の前でひたすら待っていたり、お風呂から出るまでジーっと座って待っていたりするんですが、いざ触ろうとするとすっと逃げて行っちゃったりするんですよね。



いわゆるツンデレですね
個々の性格を理解して、ベンガル猫が好む距離感を保つことが、良い関係を保つコツかもしれません。
ベンガル猫のオスとメスの違い





ベンガル猫をこれから飼おうと思っている方は、オスとメスのどちらにしようか迷われてると思います。(自分がそうだったので)
オスもメスも飼ってみて、それぞれの特長と性格を感じたままにお伝えしますね。
- オスの特徴と飼いやすさ
- メスの特徴と性格の傾向
- 性別による行動の違い
違いを理解することで、自分に合った性別のベンガル猫を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
オスの特徴と飼いやすさ


ベンガル猫のオスは甘えん坊で人懐っこい性格を持つことが多く、飼い主との距離が近い傾向があります。
- 飼い主に対して甘えん坊である
- 他の猫やペットとも比較的仲良くできる
- 縄張り意識が強く、マーキング行動をとる場合がある



確かにレオン♂のほうが何やるにも甘えん坊ですね
たとえば、オスのベンガル猫の方は飼い主の足元にひたすらじゃれ付いたり、撫でてくれと身体を摺り寄せてせがんだり、スキンシップを求めることがとても多いです。
外にお散歩に行って公園で遊んだりしている時に、ワンちゃんが寄って来たり知らない人が撫でようとしても、嫌がらず怒ったりしないんです。
他のネコさんを威嚇したりもしないんですよ(我が家のレオンの場合)



困った事としては…
一方で、マーキング行動など、オス特有の行動をしてしまう子もいるようですね…。



僕はあんまりやらなかったニャすよ!
未去勢にしているような場合にはマーキング行動をしてしまうケースがあり、部屋の隅やトイレではない場所に粗相をしてしまうことがあるため、対策として去勢手術を検討する飼い主さんも多いと思います。



去勢手術した後はマーキングはしなくなったニャ
メスの特徴と性格の傾向


メスのベンガル猫の方は、オスに比べて落ち着いた性格であることが多いかもしれません。
- 行動がのんびりしていて自由
- 落ち着いており、自己主張が少なめ
- 他の動物と距離を保ちがち



アリシア♀の方は動きがしなやかで、のんびり横たわっていることが多いですね。



静かにまったりしているのが好きニャ
飼い主には甘えるものの、あまりべたべたとはせず何か要求して大声で鳴くとかはしません。



好き嫌いもなくて、色んなフードも嫌がらず食べてくれます。(♂のレオンは決まったものしか食べません!)
静かな環境が好きらしく、テレビが付いているような場所ではなく、独りで別の部屋に行って丸くなってたりするんですよ。
そして、公園に遊びに行っても、レオン♂とは違いワンちゃんが近づいて来たりすると「シャーシャー(# ゚Д゚)」と威嚇して凄い顔をします。



あたちに近づいてこないで!!!
性別による行動の違いで選ぶ


オスのベンガル猫の傾向として
- 飼い主に対して甘えん坊である
- 他の猫やペットとも比較的仲良くできる
- 縄張り意識が強く、マーキング行動をとる場合がある
メスのベンガル猫の傾向として
- 行動がのんびりしていて自由
- 落ち着いており、自己主張が少なめ
- 他の動物と距離を保ちがち



我が家の男の子と女の子の日頃の様子でお伝えしてみました。
いつも一緒にいたい、外でも活動的にしたい、自分に甘えて欲しいという方は「男の子♂」。
のんびりお世話したい、手間がかからない方がいい、家の中で静かにしていたいという方は「女の子♀」
が向いているのかもしれません。



これは我が家の2匹の場合ですので、これから家族に迎えようと考えておられる方は、ペットショップの方やブリーダーさんにその子の様子を聞いて選択してみてくださいね。
ベンガル猫との上手な付き合い方


ベンガル猫と上手に付き合うためには、飼う場所の環境の整備や飼い主側の工夫が必要になると思います。



なぜなら、上記でもお伝えした通り、運動能力が高い事や鳴き声が大きいといった特性を持つ子が多いからです。
では、ベンガル猫と快適に暮らすための3つのポイントを紹介しますね。



難しい事や凄く大変な事ではないニャすよ
- 遊びや運動を十分に取り入れる
- 鳴き声や行動の主張への対応
- ストレスを減らす環境づくり
一つづつ、対策をみて行きましょう。
遊びや運動を十分に取り入れる





ベンガル猫は非常に活動的で、日々の運動や遊びを必要とします。
必要とする運動量を確保するためには、飼い主が積極的に遊び相手になることが大切ですね。
- 1頭飼いの場合など毎日少なくとも飼い主と一緒の遊び時間を設ける
- キャットタワーやトンネルなどで運動できるよう準備する
- おもちゃを複数用意して飽きないように工夫する
キャットタワーなどをを設置して、上下運動をさせたり自由にジャンプできるような場所を作ることで、ベンガル猫の自然な動きを引き出し、ストレスを軽減できます。
大きな家でないとダメとかではなくて、身体を動かせる工夫があればそれでOKです。



運動不足はベンガル猫にとってストレスの原因となるから、一緒に遊んで活発な生活をサポートしてほしいニャ
多頭飼いの場合は、ある程度猫さん同士で遊んでくれるため、そうたくさん構うことなくいられるかもしれません。



他の猫さんも同じだと思うのですが、レオンとアリシアも人間と遊ぶより2匹で走り回ったりじゃれあったりして遊んでくれてます。
おもちゃも大好き。
猫じゃらしや専用トンネルなども用意してあげると、喜んで遊んでくれると思いますよ。
鳴き声や行動の主張への対応


ベンガル猫は鳴き声が大きく、主張が強いことがあります。



要求や不満があるときには特に大声で鳴くことがあるので、飼い主が上手に対応してあげましょう。
- 鳴き声が気になるときは、おもちゃや運動で気を逸らす
- 要求が多い場合は生活リズムを整える
- 鳴く理由を特定し、簡単にでも対応する
例えば、ベンガル猫がご飯を催促するような場合、一定の時間に食事を与え、リズムを整えることで、鳴き声が落ち着くことがあると思います。



ご飯の時間を決めてもらえると段々わかってくるニャ
撫でて欲しい!とか、自分の要求を鳴いて言ってくることがありますが、ちょっとでも対応してあげるとすぐに落ち着いて大人しくなりますよ。
ストレスを減らす環境づくり


ベンガル猫は環境の変化に敏感なため、ストレスを感じにくくする事が大切です。
ベンガル猫のために専用のベッドや隠れ家を作り、リラックスできる空間を確保するのが良いと思います。
- 飼い猫専用のスペースや隠れ家を用意する
- 毎日のルーティンをなるべく一定に保つ
- 騒音や人の出入りが多い場所は避ける



他のペットもそうだと思いますが、寝床を変えたりご飯の種類をかえたり、部屋を模様替えしたりすると敏感に警戒します。
仕方なく場所を動かすような場合、日数をかけて慣れてくれるのを待ってあげてください。
根本的に頭がいいので、新しい環境も覚えてくれれば対応してくれますよ。
「ここは自分の場所」と決めて、安心していられるような場所作りをしてあげてくださいね。
ベンガル猫を飼う上での注意点


実際、ベンガル猫を飼う際には注意点もあります。
- 適切なしつけと習慣づけ
- 他のペットとの相性や環境
適切なしつけと習慣づけ


ベンガル猫は頭が良くしつけがしやすい反面、気難しい一面もあります。
- トイレや爪とぎのしつけを覚えるまで徹底する
- ポジティブな方法で習慣づけを行う
- 褒めることで習慣が定着しやすい



例えば、トイレの場所を覚えさせる際には、成功したらおやつを与えるなどのご褒美を使い、ポジティブにしつけを行うと良いでしょう。



褒められると伸びるタイプニャすよ
爪とぎ場所も決めて教え込めば、ちゃんと理解して覚えてくれるので根気よくしつけしていきましょう。
他のペットとの相性や環境


ベンガル猫は独立心が強いため、他のペットがいる場合には相性に注意が必要です。



たとえば、すでにワンちゃんを飼っているような場合、ベンガル猫が安心して過ごせる専用スペースを確保し、無理なく距離を保てる環境を整えましょう。
無理なくできる範囲でいいので、環境づくりに工夫をしてあげてくださいね。
- 他のペットとはゆっくり慣らす時間を設ける
- ベンガル猫専用のスペースを用意する
- ストレスを減らすために、居場所を分ける
以上が、ベンガル猫を飼う際に知っておくべき注意点です。
ベンガル猫は非常に個性的で魅力的な猫種ですが、飼い主の理解と工夫が不可欠です。
しっかりと準備を整えて、ベンガル猫との生活を楽しんでくださいね!
まとめ
- 活発で運動量が多いが、その分一緒に遊ぶ楽しさが格別
- 高い知能と好奇心が魅力的だが、いたずらへの対策が必要
- 鳴き声が大きい個体もいるが性格により差がある
- オスは甘えん坊、メスは比較的落ち着いている傾向
- 水遊び好きで世話がしやすい一面も
- 飼い主への愛情が深いが独立心も強い
- 環境整備やしつけで快適な共生が可能
ベンガル猫は非常に個性的で魅力的な猫種ですが、飼い主の理解と工夫が不可欠。
活発さや知能の高さから手がかかる部分もありますが、それ以上に愛らしさと楽しい時間を提供してくれます。



根気良いしつけや環境整備を工夫すれば、「ベンガル猫が飼いにくい」と感じる事はないと思いますよ。



ベンガル猫との楽しい暮らしをぜひ始めてみてくださいニャ!
最初は性格を理解することから始めてニャー。